Delightful Man
2023.02.10feature
LANVIN COLLECTION
Starring SHIDO NAKAMURA
俳優・中村獅童がしなやかに着こなす
ランバン コレクションのリラックス・エレガンス
パリ最古のクチュールメゾンのエッセンスをベースに、最新の機能素材で軽やかな着心地がかなうランバン コレクション。2023年春夏のシーズンアンバサダーである俳優の中村獅童さんが着こなす春夏の注目ルックを、3回にわたってお届けします。
クリエイティブディレクター・祐真朋樹の手によるリブランディング当初から、ランバン コレクションのクリエーションの根底にあるのは、ブランドの創業者であるジャンヌ・ランバンがこだわり抜いたパリ流のエレガンス。2023年春夏コレクションでも、洒脱な佇まいのシングルトレンチやセットアップ、アイコンカラーである“ミッドナイトブルー”といったヘリテージは健在。快適さとスタイリッシュさを併せ持つ機能素材を駆使することで、着た際の心地良さもさらにアップデートしています。クラシカルなディテールを随所に盛り込みながらも、ルックスは潔くモダン。ワードローブの軸となりそうなアイテムが、今シーズンも充実しています。
“伝統と革新の融合” ―― 新時代の到来が声高に叫ばれている現在、さまざまな業種や場面で語られることの多いこのフレーズ。歌舞伎という伝統芸能の世界に長く身を置く中村獅童さんは、現在進行形でその言葉の本質を実践しているお一人です。
「歌舞伎の新作を創り上げるときは、若い方からお年を召した方まで、心から楽しんでいただきたいという気持ちで挑みます。古典の枠からはみ出さないようにしつつ、斬新なアイディアを随時取り入れているのは、歌舞伎を知らない若い世代にも興味を持ってもらいたいという気持ちがあるからなんです」。
創業者が築き上げたレガシーに現代のエッセンスを盛り込むランバン コレクションに対しても「共感する部分がとても多いです」と獅童さんは語ります。
「日本の“粋”と欧州の“エレガンス”は同義で、人生を楽しむモチベーションの維持には欠かせないものです。心を揺さぶる演目を見たり、スタイリッシュで心地いい服を纏うことで、未来への活力の源を養う。これからの時代には、そういった心の持ち方が大いに必要になってくるかもしれないですね」。
プロフィール
中村獅童 Shido Nakamura
1972年生まれ。祖父は昭和の名女方と謳われた中村時蔵、父はその三男。三喜雄。叔父に映画俳優・萬屋錦之介、中村嘉葎雄。8歳で歌舞伎座にて初舞台を踏み、中村獅童襲名。以来、古典から新作まで様々な歌舞伎に挑戦。また映画やドラマ、舞台でも唯一無二の存在感を発揮し、数々の作品に出演。2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では梶原景時役を好演し大きな話題となった。3月4日〜4月12日まで上演される大人気ゲーム『ファイナルファンタジー』とコラボレーションした『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』では、アーロン役で出演。歌舞伎の新たな可能性に挑戦し続ける姿に世界中から視線が集まる。
Creative Direction:Tomoki Sukezane
Photograph:Junji Hata(Cyaan)
Hair & Make-up:masato(B.I.G.S.)
Text:Satoko Hatakeyama
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