Les Grandes Vacances SPRING
2023.03.17feature
LANVIN COLLECTION
Starring SHIDO NAKAMURA
清涼感とエレガンスを合わせ持つ
セットアップで開放感あふれる装いを
パリ最古のクチュールメゾンのエッセンスをベースに、最新の機能素材で軽やかな着心地がかなうランバン コレクション。屈指の服好きとして知られ、ブランドのファンでもあるという中村獅童さんが魅せる軽妙洒脱な装いをご覧あれ。
ランバン コレクションが今季のテーマに掲げたのは、フランス人が毎年心待ちにする夏の“Les Grandes Vacances(グラン バカンス)”。身につけた際に心地いいと感じる素材を用い、長い休暇の開放的な気分をディテールに盛り込んだ鮮度の高いアイテムに仕上げています。とりわけ、ジャケットやパンツに採用した伸縮性のあるウールシアサッカーや上品な面持ちのウールのオックスフォードといった上質のウール素材は、シワになりにくく通気性に優れているので、動きに干渉されることなく美しいシルエットをキープ。リラックスしながらもエレガントな佇まいでいたいという、クリエイティブディレクターのこだわりが存分に発揮されています。
「このジャケット、とっても着やすいですね」「このブルーの色合いもいい」と、今回の撮影に用意されたルックを身につけるたびに感嘆の声を上げる中村獅童さん。ティーンエージャーの頃からファッションが大好きで、ストリートからラグジュアリーまで経験してきた自他共に認める着道楽だけに、新作コレクションに盛り込まれた素材やディテールのこだわりには、思わず目を見張ると語ります。
「ランバン コレクションのアイテムはどれも初めて着た気がしないというか、長く愛用していたようなフィット感があるのがとてもいいですね。シャツなどもキレイめな印象でちょっとした会食にも着ていける。コロナ禍を経てユルめな格好に慣れてしまった身からすると、エレガントなのに着ていてラクなのはとても魅力的です」。
歌舞伎の舞台にしても、劇場に赴いて観劇するのと映像で観るのとでは、役者の息づかいや空気感の伝わり方が格段に異なるもの。自身も新しい服を買うときは、ショップに出向いて必ず試着し、デザインのこだわりポイントを聞いたり、素材感やシルエットを確認してから購入するという。
「実際に見て触れて感じることで本質が見極められるのは、歌舞伎の舞台でもファッションでも同じこと。実際に試着することで新鮮な発見があるし、最新の知見も得られる。そしてなによりも、鏡の中の新しい自分に出会うことができます。こんな素敵な体験をしない手はないと思いますよ」。
プロフィール
中村獅童 Shido Nakamura
1972年生まれ。祖父は昭和の名女方と謳われた中村時蔵、父はその三男。三喜雄。叔父に映画俳優・萬屋錦之介、中村嘉葎雄。8歳で歌舞伎座にて初舞台を踏み、中村獅童襲名。以来、古典から新作まで様々な歌舞伎に挑戦。また映画やドラマ、舞台でも唯一無二の存在感を発揮し、数々の作品に出演。2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では梶原景時役を好演し大きな話題となった。4月12日まで上演される大人気ゲーム『ファイナルファンタジー』とコラボレーションした『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』では、アーロン役で出演。歌舞伎の新たな可能性に挑戦し続ける姿に世界中から視線が集まる。
Fashion Direction:Tomoki Sukezane
Photograph:Junji Hata(Cyaan)
Hair & Make-up:masato(B.I.G.S.)
Text:Satoko Hatakeyama
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